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インタビュー

INTERVIEW

重永 仁美さん (40代) 児湯郡木城町広報支援部

消防団に入団したきっかけを教えてください。

私は元々、鹿児島出身で、今から13年前に木城町で行われたテレビのお見合い番組があり、それに参加したことから、その頃消防団員だった主人と出会い、その後すぐに結婚と同時に木城町に引っ越してきました。引っ越してくる前は、鹿児島市の女性消防団員として3年ほど活動しており、それを木城町消防団幹部の方が知って、「女性消防団を立ち上げたいので協力してくれませんか?」というオファーをいただき、何か役に立てたらという思いで入団しました。
ちなみに、2021年ごろ私が娘に何気なく「女性消防団員が少ないんだよね。」と相談したところ「私が入ってもいいよ。」と気軽に入団してくれました。その後お友達にも声をかけてくれて、現在では女性消防団員5人で活動しています。

消防団ではどのような活動をしていますか?

女性消防団から広報支援部になったのは今年からなんですが、平成25年9月に女性部が発足されて、当初は3年半くらいは私1人だけで活動していました。女性1人での活動は、ちょっと寂しかったのですが、やりにくいとは思わなかったです。ただ活動としては、受付をしたり、男性消防団員の後ろについて行進したり、そのくらいのことしかできなかったので女性部らしい活動というのが全くできないという感じでした。その後、1人2人と増えていき、11年目の現在は女性5人で活動できています。
平常時は、主にInstagramなどのSNSを使った広報活動を行なっています。特に若手の子たちが頑張ってくれています。消防団の活動内容などもSNS等を使ってPR活動をしています。
その他にも、団行事では訓練・操法大会・出初め式がある時に受付・進行・撮影・ひょう兵・伝令などの運営補助活動を行なっています。

消防団に入ってご自身に何か変化ありましたか?

令和元年に主人と2人で、夫婦団員賞をいただきました。夫婦で入団される方があまりいらっしゃらないので、滅多にいただけない賞を受賞できて嬉しかったです。その後、令和3年に娘と2人で親子団員賞をいただきました。今では小学生の息子も、兄弟団員賞を狙っています。子供たちが物心ついた時から出初め式などのイベントに一緒に参加していたので、それをきっかけに子供達世代が消防団に興味をもって後世につないでくれると私も嬉しいです。

消防活動のやりがい,活動してよかったこと,魅力等を教えてください。

女性団員が増えて、私たちにできること、私たちにしかできないことはないかと色々考えて、防災紙芝居の読み聞かせ活動を始めました。令和3年当初の紙芝居は、愛知県の春日井市が作成した防災紙芝居を利用させていただいて読み聞かせ活動を1年行いました。その後、令和4年には自分達のオリジナルの紙芝居を作ろうと思って、オリジナルの防災紙芝居「もしもにそなえて」というお話を作りました。これは、主に園児から小学生向けにわかりやすい言葉で作っています。子供たちにより興味をもってもらうために、クイズやゲームなども交えて読み聞かせ活動を行なっています。それを、県の女性消防団員活性化大会や消防大会で発表させていただきました。これからも機会を与えていただければいつでも、どこでも、出向いていきます。

入団を考えている方たちにメッセージをお願いします。

消防団活動と聞くと、世間のイメージ的に「行かなきゃいけない」「やらなきゃいけない」というちょっとマイナスなイメージを持ってる方が多いと思います。だからこそ私たちは、女性消防団員として活動している中で団員が無理なく楽しく活動できる環境を整える事でイメージアップできたらと考え、「できる人ができる時にできる事をする」をモットーに活動しています。制作が得意だったり、歌が得意だったり、写真撮影が得意だったり、人前に出るのが好きという人、やったことないけどちょっとやってみようかなという人がどんどん増えてくれたら嬉しいです。保育園に預けられない休日の訓練や、夜の部会や制作活動に小さな子供を連れて参加することもあります。自分にできること、自分にしかできないことで消防団活動を一緒に楽しみませんか。

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