ヒアルロン酸を打ち続けても問題ないって本当?やめたらどうなる?理由や注意点を解説

ヒアルロン酸注入は、ほうれい線や目元、口元のシワ 、たるみの改善など、さまざまな若返り効果が期待できる治療法です。

また、涙袋や唇のボリュームアップ、鼻筋、輪郭形成など、コンプレックスを解決できる美容整形として、年齢問わず人気の施術となっています。

しかし、ヒアルロン酸注入は永久的な効果がなく、時間と共に吸収・分解されます。

効果を維持するためにはヒアルロン酸を継続的に注入する必要があるため、ヒアルロン酸を打ち続けていたら、人体に悪影響がないか不安に思う方も多いでしょう。

この記事では、ヒアルロン酸を打ち続けても問題がないか、施術のリスクや注意点を詳しく解説します。

ヒアルロン酸は打ち続けても問題ない

ヒアルロン酸を継続的に打ち続けた場合、健康面での影響を心配される方もいます。

結論から言うと、ヒアルロン酸を打ち続けても、人体に重大な影響はありません

そもそもヒアルロン酸とは、元々体内に存在し、保水性や弾力性に優れた物質で、肌や関節、目などさまざまな組織の欠かせない役割を担っています。

そのため、安全性が高く、アレルギーのリスクも低いので、適正な注入量や回数、頻度などを医師と相談し、施術を行えば、ヒアルロン酸を繰り返し注入しても問題はありません

ヒアルロン酸注入を定期的に行うメリット

ヒアルロン酸注入を定期的に行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • コラーゲンやエラスチンの生成が促進され続け、美肌効果が維持できる
  • ヒアルロン酸の持続性が良くなる
  • 水分量が増えて潤いのある肌が続く

ヒアルロン酸をシワや凹み、ボリュームアップしたい部分に注入すると、内側から皮膚を持ち上げて、ふっくらとした肌に改善することができます。

また、ヒアルロン酸注入を適切なペースで行うと、ヒアルロン酸周囲にコラーゲンの膜が形成され、ヒアルロン酸の吸収を阻害することで、持続性が良くなります。コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、ハリや弾力のある美肌効果が続きます。

そのため、肌の保水性が高まり、乾燥や小じわの予防、肌質改善にも効果的です。

施術後から少しずつ体内に吸収されていきますが、約3ヶ月〜半年の間隔で定期的にメンテナンスを行えば、エイジング効果を維持することができます。

ヒアルロン酸注入をやめたらどうなる?

鏡を見つめる女性

ヒアルロン酸注入はダウンタイムやリスクが少なく、施術直後から効果を実感できるので、初めての方でも受けやすい施術です。

しかし、ヒアルロン酸注入は気軽に行えるメリットがある一方で、持続期間に限りがあり、効果を持続するためには繰り返し施術を行う必要があります。

施術を受けた後、ヒアルロン酸注入をやめたらどうなるか気になる方も多いでしょう。

ヒアルロン酸注入をやめた時に、以下のようなことが考えられます。

徐々に効果が弱まり、元に戻る

施術後、注入されたヒアルロン酸は、急に元の状態に戻るのではなく、時間をかけてゆっくり体内に吸収されていきます。

吸収と同時に効果も弱まっていき、完全に吸収された後は施術前の状態に戻ってしまいます。

ヒアルロン酸注入の持続期間は、約6ヶ月〜1年程度が目安となります。

そのため、効果を維持したい方は定期的にヒアルロン酸を注入することで、きれいな仕上がりを維持することができます。

一方、元の状態に戻したい方や継続を希望されない方は、時間の経過とともにヒアルロン酸が体内に吸収されるので、元の状態に戻ります。

施術後の顔に慣れたため、物足りなさを感じる

ヒアルロン酸注入は、セルフケアでは難しいシワやたるみの改善ができ、施術直後から効果を実感することができます。

毎日鏡で見ていると施術後の顔に見慣れてきてしまい、効果が弱まってくると物足りなさを感じることもあるでしょう。

ヒアルロン酸注入は、特に何ヶ月空けてから追加注入するなどの決まりはなく、いつでも追加の注入が可能です。

施術後の仕上がりを維持したい方は、完全にヒアルロン酸が吸収されてから追加の注入を行うより、肌に馴染んでからメンテナンスを行うと、きれいな状態を維持することができます。

しかし、ヒアルロン酸を過剰に注入してしまうと、リスクや不自然な仕上がりになる可能性があります。

ヒアルロン酸を追加で注入する際は、医師の診察を受け、適正な量のヒアルロン酸注入を行いましょう。

「老けた」と感じる可能性がある

ヒアルロン酸をシワや凹みのある部分に注入することで、ふっくらとした弾力のある肌に改善することができます。

施術後、ヒアルロン酸の効果が弱くなってくると、元々あったシワや凹みが現れてきて「老けた」と感じてしまうこともあるでしょう。

また、適正な量のヒアルロン酸を注入した場合は、施術箇所の皮膚がたるんだり、伸びたりすることはありませんが、過剰に注入してしまうと、皮膚が伸びる可能性があります。

一度伸びてしまった皮膚は元の状態に戻すことが難しく、ヒアルロン酸が吸収された後、伸びた皮膚によって老けて見える場合があります。

せっかくヒアルロン酸注入で若返り治療をおこなったのに、逆に老けて見えることがないよう、過剰にヒアルロン注入を行わないように注意しましょう。

ヒアルロン酸を打ち続けることによるリスク

ヒアルロン酸を打ち続けることでリスクが高まるといったことはありませんが、過剰にヒアルロン酸注入を行った場合はリスクや副作用が起こる可能性があります。

個人差はありますが、ヒアルロン酸注入で起こりうるリスクは以下のとおりです。

赤み、腫れ

施術後にヒアルロン酸を注入した部位に赤みや腫れなどの症状が生じる可能性があります。

万が一症状が出た場合でも、2〜3日程で自然と治るケースが多いです。

保冷剤や冷却シートで患部を冷やすと症状を軽減することができます。

痛み

ヒアルロン酸注入を行う際、注射針を刺した部位に痛みを感じる場合があります。

注入する部位によっては麻酔を行なってから施術を行うので、施術中の痛みはほとんどありません

痛みが生じた場合でも数時間〜3日程度で治ります。

内出血

ヒアルロン酸を注入する時に注射針で毛細血管を傷つけてしまうと、内出血が起こる可能性があります。

特に目元、口元などの皮膚が薄い部位に起こりやすいです。

内出血が生じた場合でも、約1〜2週間程度で症状が落ち着いていきます。

アレルギー反応

ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質なので、アレルギー反応が起こることはごく稀ですが、施術後に腫れや赤み、蕁麻疹、発疹などの症状が生じる可能性があります。

万が一、施術後にアレルギー反応を起こした場合は、早めにクリニックで医師の診察を受けましょう。

しこり

ヒアルロン酸が均等に分布せず、塊のようになってしまうと、しこりのように感じてしまう可能性があります。

また、体質によっては異物反応を起こして、しこりができるケースもありますが、数週間〜1ヶ月程で自然と解消されることが多いです。

万が一、しこりが大きく、痛みや腫れが治らない場合は早めに受診しましょう。

感染

ヒアルロン酸注射で感染症を起こすことはごく稀なケースですが、注入部位に腫れや熱感、痛みなどの症状が生じる可能性があります。

原因としては、衛生管理が不十分だったり、術後のアフターケアがきちんと行われていないことが考えられます。

ヒアルロン酸注入で感染のリスクを抑えるためには、衛生管理やアフターケアの対応が整っているクリニックで施術を行いましょう。

血管閉塞

ごく稀にヒアルロン酸を注入する際、誤って血管に注入し、血流を塞いでしまう重篤なリスクを引き起こすケースがあります。

血管閉塞が起こってしまうと、患部のまわりが白くなったり、激しい痛みを伴う恐れがあり、早急に治療を行う必要があります。

医師の経験不足が原因として挙げられるので、ヒアルロン酸注入を行う際は、信頼できる経験豊富な医師の施術を受けるようにしましょう。

ヒアルロン酸を打ち続ける時の注意点

頬に手を添える女性

前述のとおり、ヒアルロン酸を打ち続けても悪影響はありませんが、注入する量が適正でなかったり、料金の安さだけでクリニックを選んでしまうと、施術後に後悔するかもしれません。

ヒアルロン酸注入を打ち続ける時の注意点は以下のとおりです。

質の高いヒアルロン酸製剤を選ぶ

ヒアルロン酸注入で使用するヒアルロン酸には、さまざまな種類があります。

それぞれテクスチャーや持続時間が異なるため、注入する部位に最適なヒアルロン酸を選ぶことが大切です。

製造元が不明で質の悪いヒアルロン酸製剤は、施術後に満足のいく効果が得られなかったり、持続効果が短い場合があります。

また、感染症やアレルギーのリスクが高まるほか、発がん性物質を多く含んだものもあるので、安易に施術を受けてしまうと危険なケースも考えられます。

そのため、料金の安さだけでヒアルロン酸注入を行うのではなく、より品質の高いヒアルロン酸製剤を取り扱っているクリニックで施術を受けましょう。

安全性の高い高品質なヒアルロン酸製剤を複数用意!

ベルフィールクリニックでは、世界シェアNo.1のアラガン社製品ジュビダームシリーズをはじめとするヒアルロン酸製剤を使用しています。

米国や欧州などで承認を受けており、日本でも厚生労働省が初めて承認した安全性の高いヒアルロン酸です。

また、悩みや希望の仕上がりに合わせて複数のヒアルロン酸をご用意しています。

(ジュビダーム)ボルベラXC ・柔らかい質感で馴染みやすい
・皮膚の薄い目元や口元、唇のボリュームアップにおすすめ
【持続期間】約1年 【適応部位】目元、口まわり、唇
(ジュビダーム)ボリフトXC ・ほどよく弾力があり、ほうれい線やゴルゴラインのくぼみを改善
・自然なボリュームアップができる
【持続期間】約1〜1年半 【適応部位】頬、ゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットライン
(ジュビダーム)ボリューマXC ・持続期間が最長2年と長い
・硬さのある質感で、鼻筋や顎の形成、フェイスラインの輪郭形成に適している
【持続期間】約2年 【適応部位】額、こめかみ、鼻筋、頬、顎、フェイスライン、ほうれい線
(ジュビダーム)ボラックスXC ・高硬度で形を維持しやすい
・鼻や顎など、輪郭形成に特化したヒアルロン酸
【持続期間】約1〜1年半 【適応部位】鼻筋、顎、フェイスライン
ピネハ ・大手化粧品会社「資生堂」が提供する国産の素材で作られたヒアルロン酸製剤
・リーズナブルな料金で初めての方でも受けやすい
【持続期間】約3〜6ヶ月 【適応部位】額、こめかみ、頬、ゴルゴライン、ほうれい線
ベロテロソフト ・粘性を持ち、長く停滞するため持続期間が長い
・皮膚の薄い部分に使用してもボコボコしない利点がある
【持続期間】約6ヶ月〜1年 【適応部位】涙袋、目元の小じわ、口まわり

カウンセリング時に自分の体質を伝える

ヒアルロン酸注入はリスクが少ない施術と言われていますが、体質によっては、アレルギー反応やその他の副作用が起こる可能性があります。

施術を行う際にアルコール消毒や麻酔の使用によって、炎症が起こる恐れもあるので、カウンセリングの時に自分の体質や状態、服用している薬など、しっかり医師に伝えましょう。

また、以下のような方はヒアルロン酸注入が受けられない場合があります。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 糖尿病の方
  • 以前にヒアルロン酸に対してアレルギー反応があった方

施術後の副作用やリスクを避けるためにも、事前のカウンセリングで不安や疑問など確認しておきましょう。

高い技術を持った信頼できる医師の施術を受ける

ヒアルロン酸注入は、注射による施術で悩みやコンプレックスを解消できる美容整形ですが、ヒアルロン酸の注入量や注入する箇所によって仕上がりが左右されます。

顔はほんの少し調整するだけでも印象が変わるので、医師のスキル不足によって不自然な仕上がりになったり、効果を十分に実感できない可能性があります。

そのため、施術を受ける際は、クリニックの口コミやホームページで症例実績などをチェックし、高い技術を持った信頼できる医師の施術を受けましょう

ベルフィールクリニックでは、悩みや希望に合わせて、医師が素顔を生かした仕上がりになるよう丁寧に施術を行なっています。

ほうれい線や目元、口元のシワ改善を行うエイジングケアをはじめ、唇や涙袋のボリュームアップ、輪郭形成など、立体感のある美しい顔立ちの印象に変えることができます。

周囲の人に不自然ではないか聞いてみる

ヒアルロン酸注入は、基本的に施術前より大きく印象が変わることはありませんが、万が一、施術後の仕上がりが不自然だったり、違和感を感じている場合は、周囲の人にアドバイスをしてもらうのもよいでしょう。

また、施術を受けたクリニックでの再診に不安がある方は、他のクリニックでセカンドオピニオンを受けることができます。

まとめ

今回はヒアルロン酸注入を打ち続けた場合のリスクや注意点について解説しました。

この記事のまとめ

  • ヒアルロン酸注入を打ち続けても人体に大きな悪影響はない
  • 定期的にメンテナンスを行うことで、きれいな仕上がりを維持することができる
  • 過剰にヒアルロン酸を注入すると、リスクや副作用が高まる
  • ヒアルロン酸注入で後悔しないためには、品質の良いヒアルロン酸製剤を選ぶ
  • ヒアルロン酸注入を受ける際は、知識や高い技術力を持った経験豊富な医師の施術を受ける

ヒアルロン酸注入は、適正な注入量とペースで定期的にメンテナンスを行えば、効果を維持することができます。

安心してヒアルロン酸注入を受けるためには、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。

ベルフィールクリニックでは、ヒアルロン酸の知識や高いスキルを持った医師が、一人ひとりの悩みや希望に合わせて最適な施術プランを提案しています。

ヒアルロン酸注入が初めての方でも安心して受けられるように丁寧なカウンセリングを行なっているので、お気軽にご相談ください。

当ページの監修医師について

ベルフィールクリニック代官山 兵藤 秀忠院長

Bellefeel Clinic代官山
院長 兵藤 秀忠


経歴
2012年 藤田医科大学医学部 卒業
2012年 慶應義塾大学病院 初期研修
2014年 表参道スキンクリニック表参道院 入職
2015年 表参道スキンクリニック名古屋院 院長就任
2020年 Bellefeel Clinic 設立