デフレの象徴が、インフレで大ピンチ!?[マーケティング便りvol.50]
今朝の横浜は大雨でした!6月の記録的な早さでの梅雨明けから一転「やっぱ梅雨明けやめた!早まったわ!」といわんばかりの空模様です。
ただ、この天候の中でも、セミはしっかりと地上に出てきて鳴きまくっています。自宅周辺は木々が多いので、テレワークの際はなかなかに困りものです。今日くらいの30℃を下回る気温だと、エアコンも扇風機もオフにし、節電に貢献して過ごせるのですが、架電やミーティングに際しては窓を閉め切る必要があります。そうなるとさすがに、汗だくです。少し忌々しいセミではあるのですが…
『閑さや~』ではなく、『やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の聲』の松尾芭蕉の俳句を頭の片隅に据え、負けじと精一杯働くこととします。
今回のピックアップ記事はこちらです。
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ポテトチップスの内容量の少なさに愕然とすることがあります。売価維持にはやむを得ない措置なのでしょうが、消費者心理としては正直「やられた」との思いにとらわれてしまいます。最近、日本人の平均年収が30年間変わっていないという報道をよく目にしますが、100均の価格維持はその写し絵だったようです。しかし、その100均もついに物価上昇の波に飲み込まれそうとの記事です。スタグフレーション(景気低迷と物価上昇の同時進行)の懸念がいよいよ現実味を帯びてきますが、反面、製造の国内回帰を促進するならば、一筋の光明になるかもしれません。
近所のダイソーは広々としており、内装も明るく小ぎれいで好感が持てます。ただ、私個人はなかなか足を運ぶ機会がないです。よほどお目当ての品がないと、モノが溢れすぎていてその品を探すのにも疲れてしまうためです。100円均一で5,000円使っちゃった!!などというコメントとともに、戦利品を見せていただいても、物欲があまりないタイプの人間のためか「それ、家のどこに置くんだろう…」ばかり気になって愛想笑いを返してしまうこともしばしば。
この「ついつい買っちゃう」ユーザーがいる限り、100円均一というビジネスは安泰なのだろうな、とも思っていました。消費税額は上昇するとはいえ、それは受け入れざるを得ない現実ですし、国内においてワンコイン「100円=安い!」の価値はもはや不変です。例え、商品の内容量が減らされている事実に気づいたとて、「100円だし」という心理から、カゴに入れ続ける消費者がほとんどなのではないか、と思います。実際、100円ショップ業界の売上高は右肩上がりに推移しており、2010年では5000億円半ばであった市場規模が2020年度には大手4社の合計のみで約8525億円とのこと。海外にも積極進出しています。
そんな中、記事の中にもありましたが、ダイソーは大半の商品価格を300円に据える雑貨店「スタンダードプロダクツバイダイソー」を昨年より展開しています。店舗数も拡大しており、つい先日弊社近くの商業施設内にもオープンしました。(御用達のビジネス衣料店舗の跡地にできたことが、コロナ禍の明暗を反映している印象です。なにかと便利でしたのに…)
そんなわけで、さっそく足を運んできました。第一印象は「無印 or ニトリだな」でした。店内商品はシックなカラーの雑貨に統一されており、いい意味でダイソー感が抜けており、とてもおしゃれです。製品の価格も軒並み300円~700円に押えられているので、物価上昇にあえぐ一般消費者には優しめかと思います。無印、ニトリともに売上高推移は上昇の一途。価格感的にはその少し下をいく設定のようですが。欧州でもその存在感を誇るMUJIブランドと、コロナ禍で「お値段以上」の本領発揮で躍進し続けるニトリの脅威になり得るのか。それとも共生して成長し、上場企業に躍り出たりすることがあるのか。ダイソーの今後にも注目です。(ただ個人的にはなのですが、やはりよほどお目当ての品がないと、モノが溢れすぎていて疲れてしまいます)
製造側の視点でいうと、日本生産品への回帰の動きは国内経済活性化でいえばもちろん良い傾向です。ただ、日本の人件費が安い現実は改善されてしかるべきですし、安い理由の一端が東南アジアを中心とする海外労働者の存在であることも事実です。サービスや製造、土木などの現場で海外労働者を見かける機会はここ数年でかなり増えた印象です。日本の人口が減少の一途を辿る中、彼らの労働力を日本のGDPに取り込むことは必須です。GDPに関わる全ての人件費を改善しようと思うと、やはり消費で経済を活性化しなければならない、ということなのでしょうか。そうなると是が非でもスタグフレーションは避けて通りたいところです…
経済国内総充実(Gross Domestic Well-being,略称:GDW)を日経新聞社が高々と宣伝広告を掲げてから早1年以上が経ちました。物質的な豊かさだけでなく、既存のGDPでは測ることのできなかった精神的な豊かさ(主観的ウェルビーイング)を測るための新しい尺度、と位置づけられています。
この精神的な豊かさは製品の付加価値と置き換えられるものなのか、など自問自答することも度々。グリーンニューディール、SDGsなど含め、製造業には次々と考慮すべき難題がのしかかってくるのが昨今です。GDPにもしっかり貢献しつつ、消費者としても製造業をサポートする企業の人間としても、このGWDも意識した行動をしていきたいなと、漠然とした思いではありますが、今回の記事から感じたところです。(取急ぎは、7/26セミナーに向け、スーツを下取りしてくれる店舗にて、気持ち新たにスーツを新調予定です)